FGFの化粧品成分としての効果が知りたい女性

今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の

「FGF(Fibroblast Growth Factor=線維芽細胞増殖因子)とは?特徴とはたらき」を参考に、FGFの特徴や効果、安全性についてご紹介します。

「FGFとは何?」

「FGF配合の化粧品はどんな効果があるの?」

など、気になる方はぜひご覧ください。

化粧品成分としてのFGF

FGFとはFibroblast Growth Factorの略で、線維芽細胞増殖因子と呼ばれるたんぱく質の一種です。線維芽細胞を増やす因子で、もともと体内でつくられる血管新生、創傷治癒、胚発生に関係する成分です。さらに、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促すはたらきによって、ハリや弾力のある若々しいお肌を生み出します。

化粧品成分としてのFGFは、次の2種類があります。

①FGF-1

全成分表示の名称は、「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11」(ヒトオリゴペプチド-13(旧称))です。化粧品成分としてのFGF-1は、155個のアミノ酸が結合したものです。

FGF-1は線維芽細胞の再生や増殖に関わっていて、化粧品成分としてのFGF-1は、コラーゲンを増やす効果が期待でき、たるみ毛穴、しわ、ほうれい線などの予防に役立ちます。また、EGFと一緒に使用すると相乗効果をもたらすことが確認されています。

エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液をはじめ、化粧水、美容液、まつ毛美容液、フェイスマスク、頭皮ケアなどのアイテムに配合されています。

②FGF-7

全成分表示名称は、「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3」(ヒトオリゴペプチド-5(旧称))です。別名KGFとも呼ばれています。

FGF-7は毛乳頭細胞から産生されており、毛母細胞に作用して毛髪の成長を促すはたらきがあると考えられています。また、顔全体のたるみのケアも期待できます。

シャンプー、コンディショナーなどの頭皮ケアのアイテムや美容液、まつげ美容液、フェイスマスクに配合されています。

ほかに、FGFに近いはたらきをする成分として、アセチルデカペプチド-3があります。

肌のハリやツヤをキープしてシワの改善をサポートする成分として、美容液などのエイジングケア化粧品に配合されます。

FGF-1、FGF-7、アセチルデカペプチド-3のいずれも刺激性はなく、アレルゲンとしての報告もないので、どんな肌質の方でも使うことが可能です。

ただし、あくまで化粧品成分なので作用は緩やかです。

FGFを使った美容医療

FGFを使った美容医療が、肌再生FGF注入療法で、真皮のコラーゲン生成を促進し、肌のハリを取り戻します。気になる箇所にFGFを直接注入することで、深いシワや目の下のたるみなどの改善が期待できる美容医療です。

具体的な適応部位は、額、眉間、目尻、こめかみ、唇、首、手の甲のしわやまぶた、頬のくぼみや目の下のたるみ、ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインなどです。

クリニックや個人によって差はありますが、施術時間は約15分程度、2週間〜1ヶ月程度で効果を実感できる場合が多いです。ダウンタイムが短く、自己の線維芽細胞そのものの増殖を促すため、効果が長期間持続します。自己組織再生を促す施術なので感染症などのリスクは低く、安全性が高いこともメリットです。施術後すぐにメイクをすることは可能ですが、施術当日は激しい運動や飲酒、喫煙は控えましょう。

まとめ

FGFの特徴や効果、安全性についてご紹介しました。

FGFは安全性も高く、アンチエイジングやエイジングケアにとって魅力的な成分です。

この記事を参考に、FGF配合の化粧品を上手く取り入れて、エイジングケアのお役に立ててください。

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